人間ドック・けんしんMedical checkups
がん検診には、大きく分けて2つの受診方法があります。
がん検診には対策方検診と呼ばれる市区町村や職域・医療保険の保健事業として行われており無料か少額の自己負担で受けられるものと、任意型検診と呼ばれる原則的に全額自己負担で行うものがあります。対策方検診は年齢などの受診条件があります。
※対象者、検査内容、診察方法などは個人によって異なります。
子宮頸がん検診・子宮体がん検診Plan Contents
子宮がん検診には「子宮頸がん検診」と「子宮体がん検診」があり、一般的に子宮がん検診というと子宮頸がん検診のことを指します。これは今まで子宮体がんに比べて子宮頸がんの方が発生頻度が高かったためですが、近年は子宮体がんも増加してきています。併用して検査を受けられることをおすすめします。
- 対象者
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性交経験のある女性
※市検診などで年齢制限がある場合もあります。
- 受診間隔
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1年に1回~2年に1回
- リスクの高い方
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20代~40代の方/喫煙習慣のある方/妊娠・出産回数が多い方
- 主な検査内容
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問診
病歴や病状
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視診
膣鏡と呼ばれる器具を使って膣を開大し、子宮頚部の状態を目視で観察します。
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細胞診
膣の中にブラシ状の器具を挿入して子宮口付近の細胞をこすり取り、顕微鏡で観察します。
細胞診ではがんになる前の段階も診断することができます。
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内診
片方の指を膣に挿入してもう片方の手でおなかを押さえ、挟みながら触診します。
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経膣超音波検査
プローブと呼ばれる、超音波を発する棒状の器具を膣に挿入し、超音波を使って子宮や卵巣の状態をモニタで確認します。
- オプション検査
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子宮頸がんウイルス検査(HPV)
検査費用:3,850円(税抜価格3,500円)(自費)
子宮頸がんの原因とされているHPVウイルスの有無を調べる検査です。
※HPVウイルスは、150~160種類あるとされており、その中でも13種がハイリスク型、その他がローリスク型と分かれています。 ハイリスク型の中の16型、18型に日本人の約6割が感染していると言われています。子宮頸がん検診とHPV検査は、異常細胞(前がん状態)の早期発見につながりますので、同時に受けることをお勧めします。
- 検査結果
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検査後1ヶ月以内に郵送にて通知します。
※出血や下腹部などの症状がなくても、年に1回『子宮頸がん検診』を受けることで異常の細胞(前がん状態)の早期発見につながります!閉経後または出血があれば子宮体がん検査をお勧めします。
岡山市健康診査の子宮がん検診はこちら
子宮頸がん検診の流れFlow of examination contents
子宮体がん検診Endometrial cancer examination
子宮体がん検査をご希望の方は、子宮頸がんと一緒に受けることをおすすめします。
子宮体がんは、胎児を育てる子宮の内側にある子宮内膜から発生するがんです。子宮内膜がんと呼ばれる場合もあります。子宮体がんは子宮頸がんとは要因が異なり、不正出血などの自覚症状がある方が多いです。
- 受診間隔
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1年に1回~2年に1回
- リスクの高い方
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- 30代後半~60代の方/
- 閉経後の方/
- 不規則な月経・無月経の方/
- 不正出血のある方/
- 糖尿病・高血圧・肥満の方/
- 多嚢胞性卵巣症候群と診断された方/
- ホルモン補充療法を受けたことがある方/
- 子宮内膜増殖症の方/
- 乳がんにかかったことのある一部の方
- 主な検査内容
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問診
病歴や病状
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細胞診
子宮内に細いブラシ状の器具を入れて子宮内膜の細胞をこすり取り、顕微鏡で観察します。子宮内に器具を挿入するため、痛みや出血を伴う場合があります。細胞診ではがんになる前の段階も診断することができます。
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内診
片方の指を膣に挿入してもう片方の手でおなかを押さえ、挟みながら触診します。
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経膣超音波検査
プローブと呼ばれる、超音波を発する細い器具を膣に挿入し、超音波を使って子宮や卵巣の状態をモニタで確認します。
- 検査結果
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検査後1ヶ月以内に郵送にて通知します。
- ご予約の方が優先となりますが、ご予約なしでも受診可能です。
- 婦人科をご受診ください。
- 6月~12月は大変混雑が予想されます。
特に期間の定めがない検診をご利用される場合は、1月~5月の受診をおすすめします。